
高さ:1~2m 花期:7~8月
生育場所:林のまわり、荒れ地、あき地、道ばた
① あずき色をしたつやのある種子です。長径が8mm前後と種子としては大きいのですが、マメ科の仲間の中では小さい種子です。
② 種子からは根が先にのびて種子を地上に押しだし、子葉が開く前に子葉の間から本葉がすぐにのび出します。
③ 子葉の間から突き出るようにのびた茎の先に、2枚の本葉がふた葉のように開きました。ちょっと見ただけではふた葉と見間違えてしまいます。
④ 本葉が何枚も出て、背たけが15cmほどに育った苗です。葉は3枚が1つになっていて、このような葉を三出複葉といいます。
⑤ 草たけが20cmほどに育った苗です。このころからいろいろな方向に枝をのばすようになり、整った形には育ってくれません。
⑥ 葉のつけ根からのびた花茎の先に、次々と蝶形花と呼ばれるマメ科特有の花を咲かせます。透き通るような黄色でアップで見ると美しい花です。
⑦ 受粉するとめしべのもとの所がのび、小さな実になります。色は少し濃いめですが小さいころのインゲンに似ています。
⑧ さやは成長して長さが6~10cmほどになります。中には4~10個ほどの種子が1列に並んでいて、種子の数が外からでもわかるような姿です。